【投資ぶっく】安全余裕率の平均・目安(求め方・計算式)

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◆安全余裕率の基礎知識

◆安全余裕率の意味とは?

 安全余裕率とは、損失と利益が分岐する点となる損益分岐点に対して売上高がどの程度の割合を保持しているかを示す「CVP分析」の指標のひとつじゃ。

 安全余裕率は、損益分岐点から売上がどの程度の比率で上回っているかを示す指標じゃ。

 その為、この比率が高くなるほど企業の安全性、赤字転落へのリスクが低くなると推測できることになる。

 損益分岐点分析では、売上高が経費(費用)をどれほど大きく上回っているかを注視する。

 これは、今後売上がどの程度減少しても企業が耐えられるかという企業の体力を示す指標でもあるという訳じゃな。

【安全余裕率の用語解説】
用語安全余裕率
読み方あんぜんよゆうりつ
英語margin of safety ratio
類語・別称-
カテゴリ分類企業分析・四季報
投資分類株式投資・M&A
関連語句損益分岐点・CVP分析・売上高

◆安全余裕率の求め方・計算式

 安全余裕率の求め方は、対象とする事業年度の実際の売上高から損益分岐点を差し引き、更に算出した額を実際の売上高で割り計算します。

 現在の会計ソフトの多くでは現時点での安全余裕率が分析できるようになっているので確認してみましょう。

 尚、安全余裕率の計算は比率(パーセンテージ)で計算する為、求めた数値に100をかけて算出さします。

【安全余裕率の計算式】
「安全余裕率」=(売上高-損益分岐点)÷売上高X100

◆安全余裕率の平均・企業分析の目安

 安全余裕率は企業が保有する固定資産や、企業の業種によっても数値が変動するため一概に平均的な数値というものはありません。

 特に人件費などを含めた固定費が大きな割合を占める企業の場合は、僅かな売上減少でも安全余裕率の比率が大きく悪化する特徴があります。

 その為、一般的な目安としての平均ラインは存在しますが絶対的な平均数値は存在しないと必ず把握して投資に望む必要があります。

 尚、以下の表は、安全余裕率パーセンテージが示す企業の安全性及びリスク度の目安としてのラインとなります。

【安全余裕率の平均的な目安一覧表】
パーセンテージ指標の目安
0%以下赤字企業
5%未満危険(注意が必要)
6%~15%普通(最低限の目安)
16%~30%優良(目標としたいライン)
31%~49%かなり優良(検討できる企業)
50%以上極めて優良(理想的な企業)