【投資ぶっく】トピックス(TOPIX)とは?

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◆トピックス(TOPIX)の基礎知識

◆トピックス(東証株価指数)とは?

 トピックス(TOPIX)とは、 東京証券取引所第一部上場の全ての銘柄を対象として算出された株価指数のことじゃ。

 テレビのニュースやビジネス書などで東証株価指数という言葉を目にしたことがある方は多いかと思うが、トピックスはこの東証株価指数の事を指しておるのじゃ。

 トピックスの主な役割は、東証一部銘柄の中でも市場で流通している浮動株をベースとした時価総額の変動を示す指標としての役割じゃ。

 かつては、流動性のない長期保有株を含めた時価総額が東証株価指数の指標として発表されておった。

 しかし、長期保有株は保有者の状況によって一度に大量に売却されるケースが多く、経済状況とは異なる影響を市場へ与える懸念があった為、2006年7月より市場で流通性の高い株式を算出基準とする方式へ変更し現在に至っておるのじゃよ。

【トピックス(TOPIX)の用語解説】
用語トピックス(TOPIX)
読み方とぴっくす
英語Tokyo stock price index
類語・別称東証株価指数
カテゴリ分類金融市場・指標
投資分類株式投資・有価証券
関連語句日経平均株価・景気動向指数・時価総額

◆トピックス(TOPIX)指標の市場への関わり

 トピックス(TOPIX)は、東京証券取引所第一部に上場している約1700銘柄全ての株価と発行済株式数を掛け合わせた時価総額を示す指標です。

 全銘柄が対象であり時価総額の指標となっている事から、日経225(日経平均株価)のように大きなウエイトを占める一企業の株価の変動に影響を受ける事はありません。

 トピックス(TOPIX)は、リーマンショック後に大きく下落し、アベノミクス時は急激に上昇しましたが、あらゆる分野の一部上場企業の経済状況を全体的に捉えている為、日本の経済市場全体の流れと連動する特徴があります。

 その為、景気動向指数の算出基準として採用されたり、年金運用のベンチマークとしても東証株価指数は重要な指標として採用されております。

 株式投資を行う際は、個別銘柄の価格変動を確認しますが、トピックスを通じて日本全体の経済状況を掴む事も大切です。

◆資産運用のベンチマークとして

 トピックス(TOPIX)は、公的年金のベンチマークの指標となっているように、国内株式や国内債券を主体とした資産運用を行う上では重要な指標となっております。

 比較的安定性の高いパッシブ運用を基本とするインデックス型投資信託などでは、ファンドマネージャーがトピックスをベンチマークとする旨を記載した投資信託商品が多い点も重要な指標として認識されていることが解ります。

◆トピックスの意味・数値の見方

 トピックスを初めて見た方はトピックス数値がポイントで表示されている事に疑問を持たれた方が多いかと思います。

 日経225等では平均株価がそのまま表示されている為、自分が保有している株式銘柄と比較するなどイメージが湧きやすいという特徴がありますが東証株価指数はポイント制で表示されている為、今いち認識が難しいという欠点があります。

 尚、このトピックスの見方を把握するには基準日の設定を認識しておく必要があります。

 トピックスの基準日は1968年1月4日(当初数値は8兆6020億5695万1154円)となっており、この日の時価総額を100ポイントとして計算している事を覚えておきましょう。

 例えば、解りやすく今日の東証株価指数が1200ポイントだったとすると、今日の東証一部の時価総額は1968年1月4日時点の時価総額と比較すると12倍になっているという意味です。

◆東証株価指数の過去最高は1989年

 東証株価指数は1968年時点における時価総額を100ポイントと設定した指標であることはここまでに解説してきた通りです。

 では、東証株価指数が設定されて以降、過去最高のポイントとなったのはいったい何年なのでしょうか?

 この答えは、1989年の2884.80ポイント(終値)が過去最高の数値となっております。

 1989年と言えば、まさしくバブル崩壊直前の日本が最も景気が良かった時代と重なります。

 当時は土地を購入し、数か月寝かせた後に売却するだけで大きな利益が出たと言われる時代です。

 多くの企業の株価は不自然なまでに跳ね上がり、時価総額も大きく成長した時代でもあります。

【東証株価指数(TOPIX)年度別ランキング】
過去最高ベスト3過去最低ベスト3
1989年(2884.80)2012年(695.51)
1990年(2867.70)2009年(700.93)
1988年(2357.03)2011年(706.08)

 逆に、1985年以降における東証株価指数の過去最低ポイントは2012年の695.51ポイント(終値)です。

 上のランキング表を見ても解る通り、バブル期は大きな時価総額を誇っていた多くの日本企業も近年は大きく時価総額を落としてきた事が解ります。